あたらしいひと 明日が今日の隅を彷徨いながら 光から蘇る頃 私の中で本当のものはまた 一つだけ溢れてくる 眼の中にあれば 終わりの世界も 素晴らしく輝いて ありったけの夢と 幸せを混ぜて 悲しみを塗り替えて ...... どんなにうまく飾りをつけてもまた 次の日は外れてしまう 今日まで特に気にも留めないでいた そんなことが確かになる 新しい人が現れるときは 素顔で生まれてくる 確かな言葉と確かな声には 戸惑いが満ちている 明日を待って明日を数えてまた 今日の夜を漂いながら 私の中で風が吹き荒れ 空へ向け溢れてゆく