寂れた街角 独りぼっちのぼく 吐く息は白く 燃える火に溶ける 優しい母と 厳しい父と 仲良き友と 僕は過ごした 日々 鳥はうたい 花はわらい 風は包み 犬は駆ける 猫は眠る 空は青く 幸せな過去と今を紡いで また明日のぼくらは生きてく そんな日々が続くと信じ 生きてきたけど… それは突然 夕立のように 紫の火が この街を包んだ 人は叫び 逃げ惑って 魂を抜かれ 父と母は 僕を庇い 死んでいった 幸せな過去と今の終りは だいぶ近くに潜んでいた ぼくはただ独り残されて ただ泣き叫ぶ 大切なぼくの家族も友も みんな罪もない筈なのに 何故殺されなきゃいけないの? ねえ、わからないよ… 幸せな過去と今の終りに 僕はただ独り生きている これを生きていると云うのか ああ それすらもわからない… 寂れた街角 独りぼっちのぼく ぼくを見つめてる それは憎き魔女