風凪ぐ 新月の宵闇 遥かに 立ち上る揺らめき 連なる灯火 踊りいでて うつろう 緋焰の国を照らす 波路を乗り 越船は征く にわかに 滾る想いを背に 彼方に 導きたつ光 呼び声 絶えず聞こえて 浮かぶ 悠久の時を湛えて 恵みをもたらす 海原 今もこの地に 確かに 静かに 深く 強く語り継がるる 永久に 泡沫生まれて 消えた朝 新たな時代が 紡がれだす 春秋を超えて流るる 命の詩が全てを 赦し伝える 何時しか 言葉となりて 人の心に響き渡る 悠久の時を湛えて 恵みをもたらす 海原 今もこの地に 確かに 静かに 深く 強く語り継がるる 永久に