あいが足りない いと おかしな うわさ話 まだ 信じてる えきの改札口 おおげさすぎる恋 かんでばっかじゃ きみは今日も くびをかしげ笑うんだろう けっきょく わたしミスって ここで筆を置くんだ さいしょから この恋なんて しまっておけば良かったんでしょう すまし顔で札を詠むけれど せかいじゅうで そんな顔するのは 君だけだ さぁ 二人 詠み合わせれば 恋人一首で 上のわたしと 下の君 離れないでしょう 願わくば この札と 手を取って さぁ 恋人一首で 繋いで欲しい 想い 離れないよう たまに痛む ちいさな胸が つまり どういうことなの わからないよ てがみのなか対句 とどかない 好きと嫌い なんにも無いよ この恋なんて にじゅうよん時間 無駄にしてるかな ぬりかえたい この紅を混ぜて ねぇ 心を のぞきこめるのは 君だけだ さぁ 二人 詠み合わせれば 恋人一首で 今 君の心の札 何枚持っているのかな 取り逃がしたりはしない 君が詠むんだ 恋人一首の 終わりの句 聞きたかった 「す」で始まる句 最後の電車が出るとき 確かに聞いた 恋人一首で たくさんの歌の中 君は私の手を取った