物語の始まり 開ける幕 主役 ギミックピエロの喜劇の笑い雨 濁った泥水に 映った君の顔 平凡な日常 うんざりだった 艶聞好物で 推測吐き散らし 夢か現(うつつ)かにさ 大衆心理 引いた罰の栞(しおり)から 溢れ出す オモチャそっと広げて 1 7 1 3 見つけ出した おとぎ話 熟れた果実のように 甘い蜜 群がり 狂う 感情征服 雨上がり 何でもない 笑う陰がほら揺れる 本を開けた無邪気な憧憬 退屈しのぎにさ 始めるこのゲーム 平凡な日常 隔たる代償 鬼の目を隠して 切り裂く鉄の味 赤く紡ぎいれば 準備完了? 乗車券握りしめて 告げる針 君の目奪う 1 2 0 3 始めようか かくれんぼ 「最初の鬼は僕だ」 ノイズ映す テレビは泣く 存在証明 120のなんでもない 笑う君がほら漏らす 「次は君が鬼の番」だと どこかで聴いた不思議な話 生る人 亡き人 臨時放送 「さて本日死ぬのは無邪気なあなた」 予知? 余地? 与知? 皆無表情 ほら重なった ほら顔見せた さあリミット迫った最終章 嗚呼鬼が来る もう鬼が来る ねえ 無邪気に狂った鬼が来る 見つけ出した おとぎ話  熟れた果実が枯れて 甘い蜜 夕立 誘う 超常現象 終焉ノ独リ遊戯(あそび) 夏の陰がほら傍に そこにいた鬼が嗤(わら)った「僕の勝ち」 始めようか さあ かくれんぼを 「本当の鬼は誰だ?」 プロローグは皮肉に告げる 完全犯罪 初夏の噂 一人遊び 輪廻する栞猫(しおりねこ) 「次ハ君ガ鬼ノ番ダ」と