落として跳ねる水の影が ふわりとうつる緑 忘れかけてたゆめを ずっと掬い(すくい)あげてみてる ねえ 春の小川はさらさらいくよ 岸のすみれや れんげの花に 春を彩る若葉のきみよ やさしくいざなう 新芽の跡に らららら 足どり軽く ゆらりゆれる後ろ髪 すがたやさしく 色うつくしく 咲けよ咲けよと ささやきながら 春の小川はさらさらいくよ 鰕(えび)やめだかや 小鮒の群に 春を彩る若葉のきみよ 指さきからめる 春風のゆめ 終わり