[00:53.00]とある夏の夜の夢に酷く胸を灼かれては [00:58.56]心掻き乱されるパラノヰア [01:04.08]獣故の性分か甘い蜜に従順な [01:09.75]この身焦がし今宵も 下弦の月を睨む [01:15.54]二つの世を分け隔つ物 [01:18.01]この手で切り刻む為に [01:20.79]水鏡に写る姿さえも変えて見せよう [01:27.51]通り雨で終わるなら [01:30.35]泣いて泣いてそれでも泣いて [01:33.07]大きな湖になったなら [01:35.77]貴方は溺れてくれますか [02:00.35]侘びしき秋の夕暮れも [02:03.20]舞い散る雪へと移ろう [02:05.89]馳せる想いの丈も降り積もる [02:11.70]一目いま一目よ と急く心を宥めては [02:17.04]玉響の逢瀬へと足早に闇を駆ける [02:22.64]梅の華簪にして [02:25.21]打った芝居の数よりも [02:27.95]暇乞いの侘びしさに幾度も枕濡らす [02:34.74]通り雨で終わるとも [02:37.64]愛し愛しそれでも愛し [02:40.30]千里の山も越えたなら [02:43.07]私を愛してくれますか [03:29.67]宿命に抗いながら 恋唄紡ぐ春の夜に [03:34.94]愛しき人 微笑むその先に女の影 [03:42.42]通り雨に過ぎずとも [03:46.16]愛し愛し愛し疲れて [03:48.94]化かし合いに勝てぬなら [03:51.55]いっそ二人で [03:54.26]三途の舟場を越えて [03:57.04]共に餓鬼の籍に入ろうか [03:59.82]髑髏さえも愛しい [04:02.65]此が私の嫁入り [04:17.30]血潮の湯浴み済んだら [04:23.24]程なく参ります