作曲 : GhostFinal 幾星霜の時を超えたどり着いた今 深い霧をかき分けて道を探す 光も遠すぎる静寂の湖に 点々と雨粒の真珠が落ちる 夢で見た景色にもう届かない 主なき声が私に囁く 飛べない鳥が一羽 岸辺にとどまる そのかなしい瞳に 自分が見える 儚く打ち砕かれてく 泡沫のように 未来奪われたまま そっと消えるの? 真実の強さをいつまでも求めていた それなのに望む意味をも失ったの 鉛色の空はどこまでも冥い檻 波の音 ただ変わらずに響くだけ 言葉の鍵穴さえ見つからず 沈黙の水面にほろり零れる 目覚めない夢がある 心の裏側 無限に続く場所へ 手を伸ばしたい 変わる時があるのならそう いつかより今だ 動き出せば私 自由に泳げる 飛べない鳥が一羽 岸辺にとどまる そのかなしい瞳に 自分が見える 儚く打ち砕かれてく 泡沫のように また生まれ変わって 消えないように…