[00:00.30]鬼子はらひらん散り 一ツトセ [00:05.24]夕闇一人立ち 二ツトセ [00:10.75]「人になりたい」そう呟いて [00:16.57]蛍みたく飛んでった [00:42.06]「探偵様よ、先生様よ。 [00:46.57]巧く歌えたなら御慰(おなぐさみ)」 [00:50.86]けんもほろろの二人羽織を [00:55.65]足を鳴らしとんしゃんしゃん [01:00.00]依代として舞い詠う ゆらりふらふらりひらり [01:09.00]神隠しは終わり 能楽師はもう居ない [01:17.07]片時も片時も外せない鬼面の下に [01:25.85]年頃の年頃の顔(かんばせ)隠し [01:49.76]「すべて私のしたことです」 [01:54.14]外の世界にただ憧れて [01:58.60]宴も酣 死人羽織を [02:03.33]けものがれど泣いちゃった [02:07.45]「最後まで見ていてね」 はらりくらくらりほろり [02:16.44]「咎人(とがにん)の末路は哀れなくらいで良いの」 [02:24.74]幾歳を幾歳を籠の中鬼と祀られ [02:33.37]しのぶれどしのぶれど色を失くした [02:57.10]萬謎かけ 追いかけて [03:02.33]乱れ歩けば涙も香る [03:06.62]蝶よ花よとちやほやと [03:11.00]どうやら探偵に軍配 グッバイバイ [03:15.03]咲くやこの花びら 三ツトセ [03:19.30]非時の花摘み 四ツトセ [03:23.60]幾歳を幾歳を籠の中鬼と祀られ [03:32.20]しのぶれどしのぶれど色を失くした [03:38.10]片時も片時も私の顔を忘れない [03:47.53]片時も片時も目を逸らさない [03:54.39]カタトキモ カタトキモ――