部屋の窓に夏夕暮れは近く 同じ匂いの風上空へ去っていく 部屋の窓に夏夕凪の如く その景色のまま季節よ止まって 陽炎 あの子をどこにつれていった さよならまた夏が終わる 花火の音君の髪の匂い 部屋の中に風笑い声遠く イッフィーの香り どこにいってもない 部屋の中はなぜ なんにも変わらない 僕は今もまだあの日のままで 陽炎 あの子をどこにつれていった 神様にも渡すもんかと 手をつないだな覚えてるか 陽炎 あのコをどこに連れていった 返せあのコを真夏の部屋に さよならまた夏がおわる 花火の音君の髪の匂い 景色はもう季節を語る 花火の音窓の外は雪 夏の部屋に消えたのは僕か