[00:30.14]不足もなく モノが溢れ [00:33.32]飽和した豊かな街で [00:37.17]動かない足 私だけが不自由をかみしめ [00:43.34]味わってる [00:45.74]不便な幸せ 何もかもみな [00:48.57]この動く椅子がくれたもの [00:52.20]同じ高さからずっと眺め続けてる [00:56.48]まるで空虚でくだらない世界も [01:00.01]これまでとは違った [01:02.13]彩りを見せる 誰も知らない [01:05.28]私だけの幸福 [01:14.81]立ち並んだ 高層ビル [01:18.31]空を奪った姿を 低い目線で [01:24.21]たった一人見上げたりしてみる 至福の時 [01:30.42]魔法のようだと言われた事も [01:34.02]科学で全て作り出せる [01:37.02]それは窮屈で辛くて退屈な毎日だったけど [01:41.97]もう怖くないの [01:44.36]すれ違うたびに刺さる怪訝な人の目 [01:48.93]それさえもそう私のものだから [01:52.24]不自由がもたらした 希有な贈り物 [01:56.12]世界で一人 私だけが特別 [02:40.28]何一つ苦労も不自由もないこと [02:43.64]だがそれは幸せではない [02:46.35]同じ高さからずっと眺め続けてる [02:50.96]まるで空虚でくだらない世界は [02:54.27]今日も変わらず同じような時を刻み [02:58.20]みな平等な価値に囚われている [03:02.13]不自由なことが新たな価値だと [03:05.82]制約にしか見えずにいたものが [03:09.06]ずっと見えなかったものを見せ感じさせる [03:13.24]誰も知らない 私だけの幸福