もう泣かないよ 君がいなくても 時計の針は 進んだよ 大人になれば 分かると思ってた 答えは今も 出ないけど 少しずつ 磨り減ってきた 踵に 染み混んでくる雨 一つずつ 重ねてきた 嘘を 今も背負っている 明日になればきっと 忘れてしまう様な 小さな物語に この胸は鳴り止まない 動けなくなった体だけ 残して もう泣かないで 君は一人じゃない 心の奥が 言うんだよ 大人になって 分からなくなった 答えは今も 眠ってる 一つずつ 重ねてきた 夢に 嘘はつけない 明日になればきっと 消え去ってしまう様な 新聞の方隅で 鐘の音は鳴り止まない 動けなくなった体を 呼ぶ声が聞こえる 幕が開き始める エンドロールが 今終わる もう 泣かないよ 時計の針は 進んだよ