私は生まれた時から 目が三つで手が四つで肌は緑色 貧しくも温かい家庭で すくすくと健やかに育ちました 初めてのお友達は 桜木が美しい幼稚園で会い あなたのお母さんが 眉をひそめていたのが見えたけど やがて年を重ねても 少しだけ見た目が違う私と 変わらずに絶やさずに 思い出 重ねて くれま...した I love you I love you I love you I love you こんな気持ち 初めてです 赤い実がはじけた春先 だけどこれ以上 近付けない 私には『資格』がない から嗚呼 周りの子達がやがて よそよそしくなる頃あなたも消えた その日は今も覚えてる 特注の体操着が失くなった日 学び舎の中でみんな 嘲笑いながら私の物真似をした その行為は 愛情と 信じて 私は 顔で 笑う I love you I love you I love you I love you あなたが好き それだけで あなたの周りがぐちゃぐちゃになる だから好きに なってはいけない 私には『資格』がない から嗚呼 「人はみな愛される権利を 生まれ乍ら誰しもが持っています」 何回も春が過ぎた部屋でひとり 響くラブソング 寂しくないと 言えば嘘です わたしは 獣じゃない 植物じゃない 人間です I love you I love you I love you I love you 四畳半で起き上がれず 窓を見たら外は春先 枯れてしまった 桜木から 命の気配はもう無い あなたは今どこにいますか 私の事覚えていますか 人を好きに なってはいけない 私には『資格』がない から さよなら ありがとう であえて よかったな しかくは ないけど さいごに アイラブユー