作曲 : nyanyannya 作词 : nyanyannya 見上げたこの空 色は違えども 愛しい時は旅行鞄(トランク)の中 通りを流れる音(ね)は手風琴(アコーディオン) 歩みを止めて昔を想う 紅の空の下 咲き誇る笑顔も やわらかに立ち上る 紅茶の薫りも 幻想を吹く風が 頬を撫でる感触も 別れ際つぶやいた 寂しげな言葉も 頬を濡らした 突然の雨よ 雫に混ざる心はいずこ 哀しく流れる音は手風琴(アコーディオン) 瞳を閉じて私を探す 華は散りゆく春にただ立ち尽くす門 夏の朝、舞う蝶を無邪気に辿る庭 秋口のそよ風が頁をめくる窓辺 欠け落ちた月の咲く冬の夜がない 愛した時の流れはただ ひとつでかけがえのないもの ああ、こんなにも紅い月なのに 私は満ちない (さようなら…) 時間の波に投げ入れたこの花束の 浮かびだした花文字が私への手向け 旅行鞄に詰め込んだ 想い出とあと少し この胸に抱いていたい だからさようなら 返事を出せないままの書き終えた手紙 最期まで読み返すその 前に躊躇った きっとそのとき私はこの空と同じ顔 泣き笑いのような紅の空の下 (Ah,Let me leave yearning for you) (さようなら…)