この世界に何があるか 手折られ消えた白の花 世界を救い裏切られ 祈りは空へ 空から大地へ 針は流れていく 神を信じて 乙女崇め祈り続けていく身 愚かな男 「貴方の甲冑になりたかった」 恋でも愛でもない崇拝を神よりも確かな希望 騎士の崇めた百合の乙女 この世界に取り残され 狂って壊れる黒い蝶 優しい狂気包まれて 私を追いかけ追いかけ落ちていく 幻とらわれ 祈りを捧ぐ教会には 人思う祈りなく 呪いの男 「お前など信じはしない」 火付きで眠れぬ哀れな乙女 神より確かな希望 騎士の崇めた百合の乙女 あぁ、世界に裏切られて 「さようなら。おやすみ。許さない」 激しく憎悪に身を任せ 狂って落ちていく狂気の英雄 一人切りの闇へ 覚えていて 歴史に名を刻む 騎士の崇めた百合のなお虚偽のない名 生きていく 短く儚くも 手折られ燃やされ灰になる 生きていて ひたすらに崇めて、奪われ、追いかけ、絶望し, この世界から消えてゆく 手折られ枯れた百合の花 世界を救い裏切られ 祈りは無意味 無為には切望 一人切りの闇へ 「盲目的な甲冑となり、守り続けよう」