他の子等と 少し達う体(かたち)で 生まれただけ 唯それだけなのに何故… Dad… 愛の無い顔で 冷えた言葉の矢を放つ Mam… 震える唇 あの子は悪魔の子だと 痣がひとつふたつ 染まる深紅の苦痛 何故頬を殴るの? 床に落とすの? 痛い…痛いわ… 心も…体も…. せめて夢の中では愛して 他の子等は 何故笑っていられるの? 窓の外で 駆けるあの子達は何? Dad… 私のお腹を そんなに蹴り続けないで Mam… 私の体を そんな眼で見つめないで 曲がるあしうでくび 滲む深紅の苦痛 何故愛されないの? 笑顔見れない? 痛い…痛いわ… 心も…体も…. せめて夢の中では笑って 嗚呼 夢の中こそ 私たちの救い 霞む 目の前が 薄れゆく部屋 永久の夢の中へ向かうの… 救われぬ子達を 私の友達を みんな連れって行ってあげるわ 泣かないで もう痛みも苦しみにも縛られない….…. 私わ深紅少女 みんなを幸せに するの…