ああ擦れさられた時の静寂り ああ夜鳴き風が吹き荒んで 目を閉じで思う在りし日に 眠た空の歌 紅蓮の闇の狭間彷徨い せつたを生き行く魂よ 燃え尽きた後に何が残る 誰か教えて 寂しさが気づかずにいた 私をただ包んでくれた 悲しみを悟るあなたへ どうぜ叫んだ子守唄 儚い夢の波間漂い これ結びした絆 零れた涙はどうしてなのか 誰も知らない 記憶の先無数な顔のような 隣時間がすり抜ける 目を閉じて歌う 懐かしいいつかの風の歌 金色染まる背後国だって 永遠を映しながら出すので 燃え尽きだならば灰になって 静かに眠れ ただ静かに眠れ