枕に頬を沈め あなたは寝息を 始めた・・・ シーツの波に浮かぶ 私を浮輪に たとえて・・・ まぶたを 横切る羊の数 小声で 数えても ん・・・ねむりに とり残されたままで 迎える朝日は・・・ 街にやがてパールをひいて 次の異国へ彷徨うのね 昼と夜の さかい目など 忘れた人々を連れて 夕べのお祭り騒ぎにまた うかれて 誘われて ん・・・グレーの地下鉄を 待ち急ぐ瞳は からっぽ 人は失くして得る何かを ここでためせると思うから 今日も始発に乗る・・・