沈みゆく 静寂をかき消した 止まない声の“輪舞曲” 曖昧に落ちてゆく先で 永久に響いてた たどりつく世界の 未来さえも 余さずに 何処までも 逃がさないと 闇の中で 疼く衝動抑えても 身体は 快楽を求めてた 鈍く光る刃握り 進む “老夫婦”が帰った 寝室へ 優しい光は 凶器を照らし “老夫婦”へ振り翳す 柔らかな 安息を引き裂いた 絶望の“四重奏” 驚愕に凍りつく瞳 私を写した 背徳の世界は 贖罪さえ 赦さずに 何時までも追い詰めてた 後悔の中 疼く衝動止められず 頭に鳴り響く 「足りない」 と “体内”に秘めた赤色の血 気付く 何よりも赤く 美しい 迫り来る闇に 狂気を捧げ 私へ突き立てる 張り詰めた 沈黙を切り裂いた 終焉の“幻想曲” 溢れ出す真紅の泉は 絶え間なく流れ 崇高な世界を 満たす辛苦 燃え上がる狂乱に 幕を下ろす “鮮血を求め、両手を真紅に染め、 その甘美なる行為で、私の欲望を満たすがいい” 巡り廻る“鎮魂歌” 終わらない歌を 歌い続けていた“血塗られた彼女” 解放されたと涙零し 私は天空へ昇る 繋がれた鎖 彼女の笑顔が引き戻し 沈みゆく 静寂をかき消した 止まない声の“輪舞曲” 曖昧に落ちてゆく先で 永久に響いてた たどりつく世界の 未来さえも 余さずに 何処までも 逃がさないと 终わり