さらさら と 輝く長い 髪をなびかせて ぎらぎら と 光溢れる 道歩いた ひらひら と スカートの裾 揺らし進む私は くらくら と 倒れるほどに 夢抱いていた 満たされてた世界は 変わらないと 信じていた 赤く染まった 花びらを見つめて 気付かずに 響いていた 汽笛の音 “私”の命 終わりを告げた ゆらゆら と 彷徨う命“自死体”見下ろした きらきら と 撒き散らしてる 赤い雫 ちらちら と 覗いた情緒 美しいと思った はらはら と こぼれた涙 悲しくは無くて 私が消え 世界は 何も変わる事はなくて 一人彷徨い 居場所を求めてた 私の名 呼び出す声 響き渡る 手繰り寄せ 見つけた 呼んでくれた少女の声は 私を導いた 細すぎる その身体に近づき 蝕むように 夢を喰らい尽くした 『似たもの同士 居心地の良い貴女の その命 尽き果てるまで 私と楽しみましょう?』 二人で求め 二人で過ごした日々は 甘く燃えるような 幻想に変わり 快感に気付く 呼んでくれた少女の口は 私の声のまま 巻き込んだ その“死体”に近づき 蝕むように 肉を食い散らかした 『似たもの同士 通じ合うこの私と その命 震えるほどの 興奮を脳裏に刻みましょう?』 终わり