[00:22.02] [00:32.50] [00:33.49]咳を散らす口元 ふらつく足 [00:38.49]眩暈 立ちくらんだ世界眺め [00:44.12]身体が求めてた 赤色の雫 [00:49.39]満たされない欲望 抑えた [00:54.40] [00:54.50]こんな はずではなかった [01:00.14]あの夜から とり憑いた 『彼女』 [01:06.97]頭の中響く声 渦巻く悪意が蝕んだ [01:16.26] [01:16.67]“鮮血を求め、両手を真紅に染め上げろ! [01:21.39]その甘美なる行為で、私の欲望を満たすがいい!” [01:26.50] [01:26.55]——それは 抗う事の出来ない [01:32.00]支配された思考だったから…… [01:37.83] [01:37.85]戸惑うように 雫を舐める私は [01:42.50]後悔の中 熱い鮮血の味を識った [01:47.92]動かなくなる“小動物”を ただ見つめては [01:53.36]冷めた自己嫌悪を巡らせた [01:59.32] [02:20.97] [02:21.41]汚れ散らす口元 赤く染まる [02:26.76]鏡 映りこんだ自分眺め [02:31.96]身体が覚えてた 赤色の果実 [02:37.21]鳴り止まない 声は続いてた [02:42.47] [02:42.78]苦く 錆びた鉄のように [02:48.18]広がる味 興奮覚えた [02:54.98]この悪夢を祓おうと 招いた神父に手をかける [03:04.30] [03:04.66]“鮮血を求め、両手を真紅に染め上げろ! [03:09.48]その甘美なる行為で、私の欲望を満たすがいい!” [03:14.50] [03:14.55]——祈り 捧げる 光の十字 [03:20.01]黒く深い闇が包み込む…… [03:25.81] [03:26.00]貪るように 雫を啜る私は [03:30.65]本能のまま 歪む牙を突きたて笑う [03:35.93]冷たくなった“神父”を ただ見下ろして [03:41.30]熱く滲む涙を零した [03:47.12] [04:30.00]“鮮血を求め、両手を真紅に染め上げろ! [04:34.63]その甘美なる行為で、私の欲望を満たすがいい!” [04:39.90] [04:40.00]——耳を 塞いで慟哭しても [04:45.30]響き渡る 鳴り止まない声 [04:51.20] [04:51.25]狂いそうな世界で叫ぶ私は [04:56.01]背徳の中 罪悪感 もう戻らない [05:01.33]凍り付いた願いに 別れを告げに [05:06.55]赤く染まる涙を流した [05:12.81] [05:28.82]终わり [05:34.28]