暗い森の奥 呪われた館の扉へ 白馬(はくば)を走らせ 黒檀の髪を靡かせる少女 嗚呼 白い牙に惑わされた 父と母を想うと 胸は早打つ 涙あふれ憎しみがつのる (乞う生生贄) 血は血を呼ぶの (何故 抗う) 絶てる銀の剣(けん) かつて愛した日々が切なくて 変わり果てた貴方想う 病の中で神を捨てた人 魔に魅入られ堕ちた 私にしか救えない 貴方の魂は 暗い部屋の奥 紅い瞳が私を捕らえた 許しはしないわ 無慈悲に奪った魂は何処 もう 迷わないわ 望みのまま 私の全てあげる ねぇ 終わりにして 寂しいなら 傍にいてあげる (誰かの声) 覚えているでしょう (愛した声) 命を捧げよ 罪深い人 歪んだ微笑み 後ろ手には剣を握り 穢れた獣 一太刀の光 動かぬ影二つ どうして逃げなかったの? 全てを解っていて… かつて愛した人は灰になり 変わり果てた貴方消える 絶望の中 罪は甘やかに 魔に魅入られ堕ちる 救いなど一つも無い 痛みは永遠に