週末を知らぬこの不死の体の求めるものは この心躍らす愛すべき者の綺麗な血だけだから 真紅な月よ 今宵輝け 黒い夜空を 染め上げるように 無様な**の最期に捧ぐ 今一度の夢の時間を 抜け殻のままで彷徨い続ける 救いなき魂に今宵捧げよう 愚かしき者の過ちを一つだけ 明日へと流すような紅の涙を 運命は繰り返し 今宵また一つ消える光 日は巡り またそして戦慄の夜が訪れて去くように 光隠れて 闇は広がる 遊びの刻は ここで終わりね 牙を隠して 羊のように 振る舞うことも もうないでしょう? その手に握り締めた銀の刃で不死の体を突き刺し この私の夢の狭間を終わらせて見せなさい 真紅な月よ 今宵輝け 黒い夜空を 染め上げるように 気高き者の最期に贈る ただ一度の華麗な宴 この手の中で 儚く消える 哀れな者よ 紅く美しく散れ