遠い荒野駆け巡るあやかしの影 昼も夜もなく踊り続けて 夢現、今は酒に酔いしれ 今宵の宴はまだ終わらない ゆらめく遠い幻の彼方 黒猫の影が誘うままに 行き着いた場所は あやかしたちの望んだ桃源郷 招かれざる人の姿 眺めても宴は終わらない あやかしと共に 肩を並べるひとひらの夜がまた更けてゆく めくるめく夜の淡い一刻 泡沫の夢よまだ覚めないで まだ見果てぬ幻の先に 求めているものは何かしら わかっているから 私のいるべき場所がここにはないこと 明日の今頃、私は 何を思って過ごしているの また疲れ果てて 逃げ 場所を探しても ここへはもう戻れない 霧を再び越えて 歩き出した道には 色を変えた花が咲く 霧を再び越えて ふと見上げた空には 虹が今弧を描いて ゆらめく遠い幻の彼方 黒猫の影が誘うままに 行き着いた場所は あやかしたちの望んだ桃源郷 見果てぬ幻の先に 求めているものは何かしら わかっているから 私のいるべき場所がここにはないこと 招かれざる人の姿 黒猫の影に別れを告げ 帰るべき場所へ 色とりどりの夢がまた見られるように