[00:22.882]揺れる影が闇夜に纏わり付いて透ける [00:30.050]一つ違わず付かず離れず歩く [00:34.950] [00:34.764]明暗は瞬く間もなく決している [00:41.285]狂う程この剣に懸けて斬る [00:45.882] [00:46.191]風駆け抜ける 死合う間合いに踏み込んでは [00:51.483]鯉口を切る その瞬間逃さないように [00:57.568] [00:57.828]刃の映す姿 眼に焼き付けて [01:03.410]眼孔逸らさず 敵を貫いて [01:09.182] [01:20.270]後の先飛び込む 思惑介せずただ斬り合う [01:27.110]掠める刃が薄紅色に染まって [01:32.070]砂巻き上げ鍔競り火花を散らせば [01:37.788]引き攣る貌、まるで嗤うかの様に [01:43.577] [01:44.678]吐き出す息吹一つ 刻閃いて [01:50.315]乾坤一擲、一太刀に今懸ける [01:55.531]電光石火の如く袈裟懸け振り下ろし [02:01.677]断ち切る瞬間、奔る緋が煌く [02:07.551] [02:29.579]たとえ無念の傷にこの身が果てようと [02:35.450]主の桜を飾ることを願う [02:40.773]明鏡止水の如く 心に歪みなく [02:46.677]構える青眼、一分の隙もなし [02:51.766]そう 光翔けるが如く振り抜く一太刀は [02:57.867]疾風迅雷、影さえも残さず [03:03.549]纏わり付く暗闇はこの手で振り払い [03:09.467]残心検め屍だけ残る [03:14.804]振り返ることも知らず無言に消えるのみ [03:20.672]過ぎ去る闇夜に桜吹雪が舞う [03:26.392]