どこなのかわかりもしない ただ流され置き去られたこの場所が 雨雲が消えることなく 瞳の奥淀ませるのはどうして 無数の願望がかき消されてゆく ただそばにいたいと想うだけなのに 雨が降っても気付かれない 終に訪れた最悪の結末 代わるものはいくらでもある それでも忘れられる孤独をわかって 気付いてよ 焦る結果は 無表情な反応をただ生み出し 心が空になる 同じ繰り返し 望めば望むほど傷は深くなる 雨の中寄り添って歩く夢を見れば 覚めないで願うほど虚じく 風が頰を撫でて起ければ 広がる青空に溜息が零れる 次から次へ巡り 今は何にも期待はせずに いっそ壊れてしまえばいいと祈るけと叶わない 誰も知らない場所に独り流れ 音も無く消えると思ってた そして巡り合う温もりに 涙落ちてゆく過去を洗い流し きっと捨てられることはない 疑う気持ちも不思議と無くなる 雨雲が陽光に溶けてゆく