満たされぬ時を壊すため 行過ぎた正義を振り翳す 「傷付けることなどできない」 そんな甘い理想こそいらない そう 目指した場所へと続く道には 贖われぬ血が流れ この世界に拒まれたとしても 想い変わらない 届くまでは 避けられはせぬ衝突ならば 「悪」 と言われても 振り向かずに突き進む 光へ 人の身の性に捕らわれて 戸惑いが生まれると言うなら 逸脱を望むこの先に 抑圧する中庸はいらない もうここから引き返し逃げ場なんて とうに潰して来たから 向かい風へと足を踏み出しても 不吉の客星が道を阻んで 来る前途は結果に過ぎず 宿した意志だけ挫かず姿を想い描いて 願い破れ地を舐めても いつか起こす奇跡のために想い貫け 独りきりの正義と言われても 揺らぐことなく 全てを懸けて 信じ続ける加護さえもなく この身が消えても 私が生きた意味だけ残して