食事の好みも玉子の味付けも 相手の好みを尊重して 出掛けにアイロンがけ済みの ハンカチをポケットにそっと忍ばす 実はわたしはそんな お嫁さんがほしい スゴク大事にする なんて時々つぶやいて腕まくり 一つの体じゃ物足りない 目覚めの紅茶いつも飲みたい 飲みたいけれど入れたくはない 手間ヒマをかけで"完ペキね"と うなづいてみるけど味気がない だから・・・お嫁さんがほしい 丸めて投げ捨てた原稿 その中に 時計を探している夜明け 神経質なわたしの隣で ルーズなわたしがあくびする 予定はいつも未定 ポストに不在届け こんなやりきれない毎日から サヨナラするのよ 掃除機かけて 洗濯して どんな悲しくて泣きたい日も 自分でしなくちゃ始まらない 玉の輿なんかじゃ満たされない 願わくば仕事だけしてたい だけど・・・お嫁さんはほしい こんなわがまま言える お嫁さんがいたら スゴク大事にする なんて時々 言うけれど 腕まくり 始めよう お風呂沸かしてお茶沸かして 今日はこのまま眠りつきたい つごう良すぎて人に言えない 玉の輿なんかじゃ満たされない 願わくば仕事だけしてたい だけど・・・お嫁さんはほしい