ぼくが雲だった頃 脚本原案&作詞:和泉綾 脚本:塚越雄一朗 作編曲:塜越雄一朗 主演:くにい-「語り部」「雲」二役 出演:水谷瑠奈-「スミレ」役 塚越越一朗-「ヒバリ」役 ■M1「いくつもの世界をこえて」 「語り部」 僕が8月だった頃、あなたは2月で、君は旅人でした。 「語り部」 僕が満月だった頃、あなたはすすきの丘で、君はお団子を食べていました。 「語り部」 僕が海だった頃、あなたは空で、君は灯台守りがでした。 「語り部」 僕らはいつも少しずつ繋がっていました、触り合えなくても少しずつ。 「語り部」 でも、確かに… 「スミレ」 「匂いでわかるんだよ。」 「語り部」 これはあなたの言葉。 「ヒバリ」 「空気でわかるんだよ。」 「語り部」 これは君の言葉。 いくつもの世界をこえてぼくらは どんな時も 繋がりあっていたから 「語り部」 ある朝、目を覚ますと僕は雲になっていました。 「語り部」 白く確かだからだを繋ぎ止めて、流れ、流れて… まっさらなぼくらが はじまった朝 ■M2「孤独」~M3「スミレ」 「語り部」 あなたも、君も見つからなくて、沢山の涙を地面に落として。 「語り部」 僕は少しずつ小さくなりました… 「語り部」 涙は大地を洗い、春日芽生えた小さな緑。 「語り部」 時と共に成長し、やがて、瞳を開きました。 「雲」 いい天気!あなたは誰? 「スミレ」 私はスミレ。あなたを知っているよ~ 「雲」 なぜ? 「スミレ」 匂いでわかるんだよ。 「雲」 ああ、もう耐えられな、友だ! 「スミレ」 ふふっ… 泣くことはないんだよ また会えた あなたの匂いを忘れたりしない (ほんとう?) ほんとよ (どうして?) なぜなら (おしえて) あなたの優しさ 変わりのない香り (あなたもかわらないね) 感じるままに愛するの ■M2'「孤独」~M4「ヒバリ」 「語り部」 あなたはニッコリと微笑み、そしていつしか枯れていきました。 「語り部」 僕はまた泣いてまた小さくなりました。 「雲」 君はどこだろう……? 「語り部」 僕の体は光に溶け、少しずつ赤く染まっていきました。 「語り部」 ひろを急ぐ鳥たちが、足早に通り過ぎていく。 「語り部」 その時、一陣の風が僕の体を揺らしました。 「ヒバリ」 随分と、小さく生んでしまった。 「雲」 君は誰? 「ヒバリ」 俺はヒバリ。君の事を知っている。 「雲」 どうして? 「ヒバリ」 空気でわかるんだよ。 「雲」 ああ、君を探していたよ! 「ヒバリ」 俺もそっ…そして見つけた。 「雲」 君よ見つけた! 「ヒバリ」 待っだ、あんたね? 「雲」 はい、だから! 「ヒバリ」 ついてこいで! あの空をきみと越えてゆこうか 伝えたい想いは空気に委ねて たゆたう風 切り裂いて もう一度きみを連れて今 羽ばたく 「雲」 君もかわらないね! 「ヒバリ」 君もかわらないうさ… 「ヒバリ」 さようなら、俺はもっと越える目指す。 「雲」 さようなら~ ■M5「ひとりぼっちじゃない」 ぼくらを繋ぐ糸を手繰り またあえたらもう泣かないよ 「語り部」 僕らは皆、別々の道を生きていました。 「語り部」 ふとした瞬間、それは交わり、でもいつかは離れ。 「語り部」 だけど、僕らはいつも僕らを感じ合える。匂いで、空気で。 「語り部」 いつだで僕らは一緒、ひとりぼっちじゃない。 ■M6 「ぼくが雲だった頃」 いくつもの世界をこえたぼくら いつだって繋がっていられたから 手放した想いたち もうー度届けて 泣きじゃくるぼくを包む懷かしさ ずっとあなた探し きみを想い流れ続けていた ぼくはいま息をしてここにいるよ 「スミレ」 「匂いでわかるんだよ。」 「ヒバリ」 「空気でわかるんだよ。」 「雲」 あー、そうだっだね! 「スミレ&ヒバリ」 そうさ! 「雲」 僕らは… 「スミレ」 私だは… 「ヒバリ」 俺だは… 「全员」 ひとりぼっちじゃない! 「スミレ」 さかし夢る事を… 「ヒバリ」 そして、愛する事を… 「雲」 いつの時代は… 「全员」 僕らは忘れない! 手繰り寄せあいながら やっとぼくらが繁がった世界 どんな場所より青い空の下で いつか終わりがきて ひとりになることも怖くはない いまはたた息をしてここにいるよ