別れた時 おもかげ色の空を忘れました 飲みかけのグラスに 映った空を忘れました あの日の君は 笑いさえもうかべていた まるでぼくの後姿に よろしくと言いながら 通り過ぎる風 それが季節とても寒い季節 ガラス窓のすき間みつけては せまい部屋の中へ なぜかさびしい夕暮れ時 風が止まり そんな時にふと思い出す やさしかった人を いつか君が忘れていったレンガ色のコート 僕には少し短すぎて とても着れそうにない 想い出として 君はここにおいてゆこう 部屋のあかり消しながら また会うその日まで また会うその日まで また会うその日まで