▲「どうせなら、僕の一番、不思議な咄を。」 “嘘をつくのは得意なんだ” “でも、本音は少し苦手でさ” “可笑しいね、いつだって” “本当の咄が、一番嘘臭いんだよ” →「目を欺く話」。 ▽ ビバップな浮遊感 夜が次第に乱反射して ツービートで光って たまには愚痴っちゃって良いかな ねえ、ちょっと話そうか 馬鹿な自傷症性なんだけど、 もうなんか収まらない ネタ話だって、 体で一つどう? じゃあ、ちょっと喋ろうか。 僕の非凡でいて妙なとこ 平凡を装った 僕がずっと悩んでいる事 十年は経ちそうな ある日、『怪物』の声がして 心臓を飲み込んだ 『嘘をつき続けろ』ってさ それ以来、僕は嘘つきで 騙せない人や物も無くなって 『怪物』に成り果てちゃってさ ・・・ああ、ごめんね 泣かないで! 全部法螺話だよ?! ▲オーマイダーティ! なんて醜態! 僕は誤摩化す なんて言ったってこの本心は不気味じゃない? 偽って そっぽ向いて 嘘を重ねて 僕は今日もまた 徒然、嘲笑う ビバップ、消えそうな 夜が嫌いそうな少女にも ツービート、泣きそうな 嘘が嫌いな青少年にも そう、もう同じ様に ちゃちな「理想」がインプットして 心臓を飲み込んだ それ以来気付いたんだ、僕らは 単純に理想叶ったとして、 一人ぼっちじゃこの世は生きていけない それも嘘? いやいや、本心だよ? 崩れそうな脳が『NO』で満ち満ちていく ▲オーマイダーティ! もっと聴いて! 僕の心を 我が儘を この嘘を 本物を 「寂しいよ」なんて言った 僕は変わらない ニヤけそうな程、常々呆れてる ▲オーマイダーティ! もう嫌いだ! ほら、聴かせてよ 呆れちゃう様な 僕なんてもう 救えない? 『問題ないぜ』なんて言って 君は変わらない 「ああ、ミスっちゃった」 また 不気味な僕に、常々溺れていく ▼ “あぁ、ちょっと喋り過ぎちゃったね” “まぁ、ただの『法螺話』だからさ” “それじゃあ今日はこの辺で” “次に合図が鳴った時は” “もっと不思議な咄をするよ”