作詞者:黒崎眞弥 作曲者:九条武政 依存 執着 異常愛 正に其のものでせう 針と絲で繋ぐ手を縫い合わす 夢見心地 深く 甘く 接吻 絡む指先が離れゆく 温もりもも すべて 繋がりは曖昧 で 曖昧な口約束 其の場凌ぎの返答に溷濁 柑橘香に混じり 此れ見よがしに鼻を突く香が へと手を伸ばし 掴まれど 脆く溶け爛れタ 吊されて ぶらり と ゆらりゆらァ と 廻ル ぬらり 眩り 狂々 どろり 宵 揺れ滲むは狭間で隠恋慕 此れ切りと呟く 然れども断ち切れず 底冷えの敷布へと沈み込んだ お願い 此れ以上 惨めにさせないで 思い出が はらり ほろり と 仄暗い部屋の片隅で膝抱え 病み病むは喪 赫黒く燃ゆ愛憎は 黄昏の逢摩が時に ギチギチと切り憑ケルズタズタに 左を 酷く熟らし焼け爛れた空へと重ねて 継ぎ接ぎの呼吸で 声成らずに喉ヲ掻き毟る 呑込んだ錠剤の数だけ ―の傍に居て 千切れる此の想い 縺れ絡まる絲 嫉妬を灯し 心は五月雨て 滴る紅涙には染マラナイ 姿見に映れば 滑稽で脆弱 其れすら知りながら 嗚呼?其れでも 耳許を囁く螺旋の呪縛歌 吊されて ぶらり と ゆらりゆらァ と 廻ル ぬらり 眩り 狂々 どろり 宵 揺れ滲む は狭間で隠恋慕 仄暗い井戸の底から 息苦しく藻掻くを見下ろしは嘲笑う