月食 少しずつ欠けてゆく光に 特別な思いを閉じ込め 落とされた涙すべてを 幻想に変える 嘆きもせずに 月は沈みゆく 叫びを吸い込んで uh ha 静寂に抱かれ 水辺に浮かんだ 呑み込まれそうなカゲロウ ねぇ ほどよく響いて 空 それは僕の記憶の中に生きる 今は亡き 愛しき人の唄 麗しく輝くせせらぎに 気が遠くなるような悲しみを 映し出す魅惑の仮面 孤独な月よ 時は流れし 雲が覆いゆく 罪を吸い込んで uh そう 重なることのない神秘の今宵に 息絶えそうなカゲロウ ねぇ 切なくそよいで 風 それは僕の闇に潜む命 天の使者 愛しき人の唄 ha 漂う香りに導かれながら 甦りそうなカゲロウ ねぇ さりげなく讃えて 花 それは僕の鼓動となり宿る 永久に刻む 愛しき人の唄