[00:43.66 それは晴れた日の夜の事 ブラリ立ち寄る人ごみの中を ダンスホール 放たれる光線 背中に受け横に立つ少年 キラリ光る白い歯見せつつ 話しかける言葉は少なく 冷めながらも熱く語る姿 なにかしら心ひかれる僕は 手招くままに店をあとに 彼の運転するクルマ飛び乗り 行き先人気のない海へ たどり着き少年やおらキメゼリフ 「海の向こうに何がある?」口にすると同時に 服のまま飛び込む 月の光のじゅうたんの上を 彼はなめらかに滑っていくよ [02:55.80 [03:15.72 波打ち際をさかいにこっち そっち会話をする僕ら二人ぼっち 空を見上げ浮かぶ彼の口に 未来のあこがれが水しぶき バラ色な風景そこに見える 大いなる素晴らしき日々叶える大陸が きっとこの先へ ずっとこの先へ 海の向こう側へと行けばあると信じてる少年の指差す方向僕には見えず 暗闇の恐怖だけが映る 何も言えず立ちすくみうなずく そんな僕許すように微笑み 一つの目的果たさんがゆえに 旅立ちのとき むかえて一言「それじゃあ、そろそろ行ってくるよ」 やがて彼の姿 アワとなり海と一つになる 地平線の向こうへ泳いで旅をしてるのさ また会う事もないだろう そんな予感を持ちながら 僕は来た道を帰る いつものあのぬくもりへと 波よせて 君は行く