[00:10.82] [00:19.35]青い草が [00:22.46]涼やかに揺れている [00:30.82]裸足になりて [00:36.69]踏み歩けば [00:42.33]足にからみて影もゆく [00:47.95]真夏の真昼 空高く [00:53.77]ふいた命が匂い立つ [01:02.62] [01:08.37]森も山も [01:11.55]せせらぎも語り出す [01:19.74]花を一輪 [01:26.23]手折りしとき [01:31.52]幼き日より聞かされた [01:37.21]人の憂き節 愛される [01:43.00]古へよりの物語 [01:51.64] [02:16.19]なぜか痛い [02:19.62]この胸を抱くとき [02:27.90]逃れられない [02:33.88]定めを見る [02:42.15]うねりの中に身を投げて [02:48.01]咲いて散り行く花一つ [02:53.78]光を添わす ひとゆえに [02:59.73]たったひとりの ひとゆえに