[00:19.10]逢魔ヶ刻に [00:28.21]哭き聲一つ [00:56.00]荊棘しくも碧く揺らめく [01:00.33]焔焚いた夜行の群れは [01:04.93]音を揃え何処か行かん [01:09.42]我も追おうぞ [01:14.18]息を殺し歩むを忍ぶ [01:18.36]潜む姿滑稽なれど [01:22.91]気にも留めぬ [01:25.39]好奇の心 [01:27.47]目蓋瞬く事も忘れて [01:32.08]音も発てず [01:34.52]進む一団 [01:36.82]遅れまいと焦りを煮やす [01:41.26]急ぎ行くも [01:43.82]差は縮まらず [01:45.80]異形なれば [01:48.36]為せる業なり [01:50.78]為せる業なり [01:55.30]さては妖しの類の術か [01:59.70]観るも華やぐ宴に踊る [02:04.37]人に在らずも諸手を使い [02:08.94]飲めや唄えと言葉を交わす [02:13.39]誘う 酒肴に [02:18.02]あれよあれよと其に魅入られて [02:22.68]手招く 灯に [02:27.17]気付けば共に語れり [02:31.89]妖し共が囁く事にゃ [02:36.07]今宵我が子嫁ぎし祝い [02:40.59]皆でたんと祝おじゃないか [02:45.19]さあさぐいと盃空けなされ [02:49.83]酔いはとくと五臓に廻り [02:54.39]何時の間にか眠りに堕ちた [02:58.95]辺り見るも人影在らず [03:03.50]異形なれば為せる業なり [03:08.32]為せる業なり