目覚めたらあたしは鋏(はさみ)で 切る側になったんだって喜んだ 理不尽を何度噛み殺してきた 遂にやって来た この日が来た でも 気づいたんだ この姿じゃ動けない 磨(と)いだ自慢の刃も 開くことさえ出来ない なにそれ 啼(な)いたって喚(わめ)いたって おかしい声が音(こえ)に鳴んないの 硬く深い silent ジレンマ 信じる者は救われない to heaven to people 錆しくて夢現(ゆめうつつ)の怪事 狂喜だけじゃ駄目かしら masochistic sweety dreaming そうだあの子もその子もあたしに傷を 突けて 消えてった 理不尽を耐え抜いて着いた境地は 痞(つか)えぬ凶器 でも 刺すにも裂くにも何か足りない 手を添えられなきゃ ほら何も出来やしない なさけない 啼(な)いたって喚(わめ)いたって どうりで手も足も出ないはず 硬く深い silent ジレンマ 信じる者を救うのは妄想(ゆめ)だけ 『虚しい寂しい』が この刃に熱を籠めるけど 1度この姿になったなら もう2度と戻れはしない 啼(な)いたって喚(わめ)いたって おかしい声が音(こえ)に鳴んないの 硬く深い闇とジレンマ 信じる者は救われない 流れない涙の粒が じわじわ侵して刃を毀す あたしは傷も付かない 傷も付けない 夢現(ゆめうつつ)の箱で 溢れた膨大な言葉 存在(ぞんざい)な痛みを 切って切って切って 狂喜乱れた妄想に耽(ふけ)る 駄目かしら masochistic sweety dreaming I'm only dreaming