静(しず)けさから歩(ある)き出(だ)す まだ見(み)ぬ愛(あい)の景色(けしき)へ この痛(いた)みを信(しん)じたいの 夜(よる)を越(こ)えて 貴方(あなた)が触(ふ)れた胸(むね)に優(やさ)しい傷(きず)が一(ひと)つ 隠(かく)していた涙(なみだ)が紅(くれない)に零(こぼ)れ落(お)ちて 冷(つめ)たい肌(はだ)の上(うえ)にやっと灯(とも)した花(ばな)びら 私(わたし)がここにいる さいわいを歌(うた)うよ もう夢(ゆめ)も終(お)わる 星(ほし)くずが消(き)える頃(ころ) ねえ、生(い)きていると分(わ)かるほど抱(だ)きしめて 静(しず)けさから生(う)まれて まだぬくもりも知(し)らず ただいのちに届(とど)きたいの 夜(よる)を越(こ)えて なつかしいなつのあめ 私(わたし)を見送(みおく)ってね 信(しん)じ合(あ)う始(はじ)まりへ 泣(な)きながら行(い)けるように よろこびもかなしみも 刻(きざ)みつけたい深(ふか)く 貴方(あなた)とここにいる さいわいの名残(なごり)に 星(ほし)くずが消(き)える頃(ころ) 初(はじ)めて見(み)る光(ひかり)の中(なか)で その瞳(ひとみ)で くちづけで 恋(こい)した跡(あと)を下(くだ)さい 生(い)きることに貫(つらぬ)かれて泣(な)いてみたい 静(しず)けさから歩(ある)き出(だ)す まだ見(み)ぬ遠(とお)い夜明(よあ)けへ ただ願(ねが)いを叶(かな)えたいの 夜(よる)を越(こ)えて