[00:36.26]指先触れた、ダイヤルに吸い込まれ。 [00:45.03]言葉ささやく、イタズラに笑った。 [00:53.77]口先だけの 留守電を聞かされて、 [01:02.98]頭抱えた。僕の名は神様。 [01:12.04]人の声、聞いてみた。 [01:16.52]夢、希望、愚痴を。 [01:20.75]人の声、耳障り。 [01:25.47]もう聞きたくない。 [01:29.95]僕の声、届かない。 [01:34.47]耐えた、独り、ずっと。 [01:38.81]僕の声、聞く気ないのに、電話は鳴る。 [01:47.66] [02:05.85]愛想の尽きた頷きに、喜んだ。 [02:14.58]構想の果てに、意味のない戯言。 [02:23.47]迷走の先に人は立つ。「わかってるの?」 [02:32.71]創造の為に僕は聞く、君の声。 [02:41.73]吐き出した言葉の意味を分かってない。 [02:50.47]繰り返す、希望の声は向きを変えた。 [02:59.42]吐き捨てた言葉は僕に放り投げた。 [03:08.31]任せきり。君は、プツリと受話器置いた。 [03:17.58]69億件分の留守電は、 [03:26.40]僕の頭をいつまでも悩ます。 [03:35.40]69億件分の留守電は、 [03:44.48]僕の頭でいつまでも鳴り響く。