シーサイド・ホテル ナンバー702 あなたの部屋ヘダイヤルするのに ふるえる指はいつまでたっても あなたをつかまえられない 遠回りして横道の電話ボックス いちょうの枯葉 風に舞い上り 早い雨足通りすぎたあとのように あなたの声さわやかにとどく 暮れゆく外人墓地に 二人のシルエットが やがてとけあい ふっくらとやわらかな私の**は はじめてあなたの手のひらにふれたの シーサイド・ホテル ナンバー702 はじめて扉をあけてしまった 無造作にぬいだあなたの背中に 涙が流れそう くちびるからこぼれる愛のささやきを 信じられる気がして パープル色に染まる潮風の街で 生まれたままの私をあげるわ パープル色に染まる潮風の街で 生まれたままの私をあげるわ