濡れてヘッドライトを映す路面 その皺に溜まる情念 跳ね上がって夢のよう まだそんなに傷は深くないような それとなくこのまま続く希望が 風向きに一言も残さずに逃れれいく 浮遊感覚 簡単に透明になりそうなの 飛行感触 瞬間に旋回昇華しそうなの 道に迷って行き止まったその先に 浮かぶ思慕 立ちこめて虹のよう まだ何処かすぐ側で囁くような その残響に残る静かな温度が 傷という傷つけずそれ故に逃れられない 浮遊感覚 簡単に透明になりそうなの 飛行感触 瞬間に旋回昇華しそうなの もっと火を着けて翻弄して色彩で満たして そしてそんな風に遊泳した後は何にもない 今 目の前でまぶしく光るのは 今 目の前で瞬く(またたく)のは 繰り返し 右左 ただ悲しい色あせたアンバー 浮遊感覚 簡単に透明になりそうなの 飛行感触 瞬間に旋回昇華しそうなの 浮遊感覚 簡単に透明になりそうなの 飛行感触 瞬間に旋回昇華しそうなの もっと火を着けて翻弄して色彩で満たして そしてそんな風に遊泳した後は何にもない