灰色の壁に閉ざされた街 長い影落とす時計塔 軋む針の音が遠くで聞こえる 瓦礫の花咲く中庭 隠された階段を駆け降りて行く 重い扉を押し開けて 古ぼけた写真を右のポケットに 赤焼ける土 踏みしめた いつか見た空を映す瞳は あの懐かしい影を追って rivaldia fluerant ros miura ertoina 遥か異邦の故郷へ 稚い翼で飛び立つ 鳥のように風の中へ 透明な眼差しは遠く影追いのルトヴェルネ いくつかの星達を結び記された記憶の欠片 どこかで途切れた詩がまた紡がれていく 静かな波を渡る懐かしい風の匂い 最果てに眠る日々の夢の跡形