澄んだ星空 揺れる風 月が姿映して 歌声はどこへ辿り着く 焦がれた想い 抱いて… 静けさに佇む世界 吹くはずの風は凪いで 立ち止まる音 静寂の中 夢は夢のまま眠る この涙こぼれ落ちたのなら 星に変わり 時過ぎて また訪れる誰かの 道標になる 幾度も繰り返して 光すら失われる 儚くて偽りない 旋律もいつか消えた だからこそ 私は歌う 彷徨う夢を越えて 今 世界に生きた証 流れる時を掴んで この音が 咲くと信じる いつか辿り着く 遠く遠く 私の 響かせる歌よ 今 「音の果実」となれ