陽が昇る水平線 白い吐息 まだ寝てるキミの顔 そっと撫でた 近づく冬に慣れないまま 過ぎ去っていく 言葉失くし閉じこもった 小さい手を取り 慄える心あずけ 土の匂い 遠くから汽笛の音 懐かしく 目を閉じ 足を止めた 呼ぶ声を 飲み込んだ 離れても またいつしか 会える日に 書き留めた想い 開くのならば 溶けていく てのひらの雪は冷たく カゲロウ 陽が落ちる 流した涙は 光を放つ 時が幾重過ぎ去っても 忘れない 滲む舟に 手を振った 見えなくなるまで 二人の歌を紡ぐ