数字はいらない 貯め込んでいていも 重ねていっても増加しても 甘いだけの 薫るだけの 花びらの数競うように 等身大の貴方を 物差しではかろうとする者から 貴方を守りたい それは僕の意思であり 貴方のためじゃない 僕のしあわせのため 言葉はいらない 呑み込んでいても 交わしていっても綴っても 揺れるだけの 落ちるだけの 葉っぱの数が増えても 純粋無垢の姿に またいつか戻らざるを得ないから 生まれ変わったとき 今と違う形でも 貴方に出会いたい 現世で唯一願うこと いつか生まれ変わっても 僕を一目で探せる目印を 貴方に残したい それは僕の遺書であり 貴方のためじゃない 僕のしあわせのため 僕のしあわせのため