[01:03.48 [03:48.29 夕立上がり 木立には 揺らめく夏の影 [04:20.68 [04:25.58 兎追いて 迷い込む森深く 人ならざる徒(もの)住む 紫(シ)の都が 目の前に 僕の手を強く握る 金色の目の少女の手が 思わずに走りだした その手に縋りついた 背中には獣の叫びと 夏の森の蝉しぐれが 共鳴する奇妙な神楽 何故か僕 怖くなかった 「君はここにいちゃいけない」と 懐かしい声で言った人に 僕のときめきが止まらない ここは Elysiumか Illusionか? 気がつけば 自分は小道に倒れた 顧みれば 町も猛獣も幻のように 何もなかった それでも 手のひらにはまだ 懐かしい温もりを感じる ああ あの人との出会いは すべて Elysiumか Illusionか? 森の奥に 佇めば 思い出湧き上がる