日本とASEAN=東南アジア諸国連合は、今月18日にラオスで開かれる国際会議で、日本の多目的衛星を使って旅客機の安全運航を確保するシステムを整備することで合意する見通しになりました。 日本とASEANの交通担当閣僚会議は今月18日にラオスで開かれ、日本からは北側国土交通大臣が出席する予定です。会議では次世代の航空保安システムの整備計画をまとめることにしています。この中で、日本が今年2月に打ち上げた「多目的衛星」を使って、アジア地域で飛ぶ旅客機の位置を各国の管制センターが正確に把握できる仕組みを整備することで合意する見通しになりました。また、日本としては、マラッカ海峡での海賊対策やテロ対策で各国が連携を強めることや、東南アジアの都市で深刻な交通渋滞を緩和するため、バスなどの公共交通機関を整備することを呼びかけることにしています。 日本和东南亚各国联盟,将于本月18日在老挝召开国际会议,估计会议将会同意日本利用多功能卫星来确保客机安全行驶系统。 日本和东南亚各国联盟的交通负责人内阁会议本月18日在老挝召开,日本方面北侧国土交通省大臣预定出席。会议上将商定利用新一代航空安全系统的规划。其中,将就利用日本今年2月发射的“多功能卫星”,将亚洲地区上空飞行的客机位置准确传递给各国的空中管制中心的系统完善问题达成协议。此外,日本还将提出各国应携手打击马六甲海峡的海盗和恐怖事件,呼吁东南亚各国为解决城市交通拥挤问题,加强公共汽车等交通工具的维护。