何ページも費やして 綴られた僕らの気分 どうしてか一行の 空白を埋められない 押し花の栞はさんで 君と転がす使い捨ての 忘れかけの煉瓦を 積み上げては崩した イコールへと引きずられていく 怖いくらいに青い空を 遊び疲れた僕らは きっと思い出すこともない そうやって今は僕のほうへ 押しつける陽射しの束 まだ二人はすぐそこにいるのに 「どうかまた会えますように」なんて どうかしてるみたい