次に、中垣さんは粘菌により難しい課題を与えてみることにしました。用意したのは関東地方の地図です。主な都市の位置に当たる36箇所に餌を、東京の位置には粘菌を置きます。すると、粘菌は一日で関東地方すべての餌に到達し、やがて複雑な網目模様を作りました。中垣さんが驚いたのは、この網目模様が実際の鉄道の路線図に非常によく似ていたことです。中でも、一箇所が切れても、必ず迂回ルートがある点は、脳を持たない粘菌に人間と同様の緻密な輸送ルートを作り出せる知性があると感じさせます。粘菌には人間のような知性の原型が存在している可能性があるという中垣さんの意外な発見が2度にわたるイグノーベル賞の受賞につながりました。 接下来中垣教授给黏菌来了个更难的课题。这是准备好的关东地区的地图。在主要城市标记的36个地方放上了饵食,在东京放置了黏菌。一天下来,黏菌已经扩散到了关东地区所有的地方,做成了一个复杂的网状。使中原教授惊奇的是,这个网状和实际的铁路分布图相差无几。其中就算切断一条路线,也还有其他的路线可走,这对于没有大脑的黏菌来说,可以制造出与人类大脑同样思维缜密的东西,真可谓让人感受到了它的智慧。黏菌里可能存在跟人类一样的智慧的原型,中垣教授这一意外发现是他二度荣获搞笑诺贝尔奖。