雨水 陽気地上に発し、雪氷溶けて、雨水となれば也。 山に降り積もった雪は、春、雪溶け水となって、大地を潤します。昔、人々は、春になると山から神様が降りてきて、清らかな水と豊作をもたらしてくれると信じていました。この一滴が命を育むことをしていたからこそ、山への深い思いがあったのかもしれません。若草の香りが漂うころ、家々では、女の子の健やかな成長を祈ります。雛まつりの元になったと言われる「流し雛」。人々は、自らの汚れや厄を身代わりの人形に移し、川や海に流しました。水はまた身を清め、生まれ変わらせてくれるものでもあったんですね。春の匂に誘われて、冬ごもりの虫たちが蠢きだしました。京都には二十四の季節があります。 春回大地,冰雪消融,即雨水也。 春天,山间的融雪转化成水,滋润着大地。过去,人们相信到了春天神便下至尘间,并带来清澈的水与丰收。正因为这滴水间都孕育着生命,才使人们对大山有如此深厚的感情吧。在若草,花香飘零的季节,家家户户都期盼女孩子健康成长。这也被称作女儿节的起源——流雛。人们将自身的污秽和不幸移至替身娃娃,并让其随着江河湖海漂去。水本也是象征净体、转生之物。嗅着春的气息,冬眠的虫子们也蠢蠢欲动起来。在京都,有24个季节。 ——译文来自: 赫赫巴